ボランティア募集

エスビューローでは、ともに活動してくださるボランティアを募集しています。

現在、募集している活動は以下の通りです。

◆エスビューローマム

吹田市民病院(大阪府)で活動している、遊びを届けるボランティアチームです。
急性期患児を対象に、毎週木曜日の訪問を継続しています。


◆小児がん・脳腫瘍全国大会

毎年夏、小児がん経験者や家族が学び合い交流する場として全国大会を開催しています。
小児がん経験者が交流する「サマースクール」を手伝ってくださる方を募集しています。



応募方法

やってみようかなと思われる方は、下記のボランティア応募用紙にご記入の上、FAXまたはメールにてお送りください。

ボランティア応募用紙WORD形式PDF形式
(カーソルを重ね、右クリックし[対象をファイルに保存]を選んでください。)

TEL/FAX072-622-6730
E-mailesbureau@hcn.zaq.ne.jp

(メールの場合、タイトルを【エスビューローボランティア応募】としてください。)



ボランティア参加者の声

 小児がん・脳腫瘍全国大会(サマースクール)にボランティアとしてご参加いただいた2名の方に、ボランティアに参加したご感想をお寄せいただきました。
Yさん
 私は2012年夏の小児がん・脳腫瘍全国大会にボランティアとして参加させていただきました。
 私は現在、小児科医を目指し勉強しています。小児がんの治療成績は向上し、小児がんになったことが死に直結する時代ではなくなりました。しかし、治療や後遺症で子どもたち、ご家族は長い戦いを強いられています。私がエスビューローの小児がん・脳腫瘍大会のボランティアに参加したのは、病院では見ることのできない、治療を乗り越えた子どもたちの姿を見てみたい、という思いからでした。また、ご家族の方主催の勉強会の中の1プログラムであること、きょうだいさんも一緒に参加するというコンセプトも、ほかの小児がんサバイバー児を対象としたキャンプなどとは違うと感じ、興味を持ちました。
 私が参加させていただいて感じたことは、2つあります。
 まずは、小児がんでお子さんを亡くされたご家族の悲嘆です。最愛のお子さんを亡くされたお母様、お父様の混乱なさる姿や涙を目の当たりにし、私はその悲しみに圧倒されました。どのような言葉をかければ良いのか、どのように接すれば良いのか、将来医療者となる身でありながら全く分かりませんでした。グリーフワークやお葬式の挙げ方などについても全くの無知であり、ご家族の方がそのような場面でも辛い体験をなさることを知りました。
 しかし、サバイバーの子どもたちや、辛さや悲しみを乗り越えようとするご家族の強さもまた、心に響きました。懇談会でお話させていただいたご家族の方はとても明るく、あっけらかんとお子さんのこと、また困っていることなどをお話してくださいました。子どもたちも同様に、とても楽しそうにサマースクールを過ごしていました。子どもたちは疲れやすかったり、水分補給のための水筒を持っている必要があったり、薬を飲まなければいけなかったり、とそれぞれが事情を抱えています。できる遊びや作業の程度は違いますが、全員が自分で何かを作りあげること、誰かと同じ時間を共有することの喜びを、敏感に感じ取っているように見えました。私が一緒に展望デッキを見学した子は、景色をとても丁寧に写真に撮っていました。ほぼ同じような写真でも、1枚1枚にメッセージがあり、写真はお母さんに見せて感じたことのお話をするのだ、と話してくれました。楽しそうに写真を撮る彼女の笑顔は、とても楽しそうで活き活きとしていました。
 小児がん・脳腫瘍について、医学部の講義ではほとんど扱われません。また大学で学習する内容も病態生理や治療法などが中心で、授業の中からは、サマースクールで出会った子どもたちの姿は見えてきません。今回全国大会に参加させていただき、私たち医療系学生は、知識を得ることのみではなく、子どもたちの将来、またご家族の心に寄り添う医療について考えるべきであると実感しました。子どもたちが病を持ちながら子どもらしく成長し、いろいろなことを経験していくこと。ご家族の不安を少しでも軽減し、お子さんとの時間を最大限に充実していただくこと。この2つをしっかり支援する医療を提供できる医師になることを、全国大会を通して改めて決意いたしました。
 多くの学びをさせていただいたことに、この場を借りてお礼申し上げます。

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Mさん
 私は大学でボランティア講座に所属していたことがきっかけで、この大会ボランティアとして参加させていただくようになりました。
 初めて参加した大会では、小児がんの子どもたちとふれあうことを強く意識していたわけではなく、医療業界に興味を持っていたことと、子どもが好きだから参加したいなというような単純な気持ちだったと思います。大会に参加してみて、いろいろな苦労やつらさ、しんどさを抱えているにもかかわらず、病気と向き合っている子どもたちや、その兄弟姉妹の姿に驚きました。もし、私が同じ立場であったら、こんな風にたくましく過ごせるのか、兄弟姉妹の病気を理解し、支えていくことができるのかと、自分より10歳以上も年下の子どもたちから考えさせられることが多くあり、勉強になるなと思いました。
 大学の時から始めて、社会人になっても毎年参加させていただいているのは、この大会で出会った子どもたちや、スタッフの方、ボランティアの方々とのつながりを大切にしたいと思うからです。年1回しかかかわることがないのですが、子どもたちが「この前の時にも来てたやんな?!」、「私のこと覚えてる?」と話しかけてくれたり、「来年も来てくれる?」と言ってくれたりして、とてもうれしく思います。毎年、スタッフの方々が考えてくださっているプログラムを子どもたちと一緒になって楽しみ、夏の思い出を作らせてもらっています。
 子どもたちに会うことが楽しみで、大会に参加して1年で大きく成長したなと感じることがうれしくて、毎年新たな気付きを与えてくれるこの大会に関わることのできる喜びを、多くの人に知ってもらいたいと思います。私自身も、この大会での出会いを大切にし、今後もできる限り、参加し続けさせていただければと思っています。

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