幼少期や学童期に発病した小児がん経験者の多くは、長期入院のために運動や外遊びの機会が少なく、その後も運動に苦手意識があるように見えます。
エスビューローは数年前より小児がん患児のフレイルについて問題提起し「運動すること」を推奨して参りました。その後、コロナ禍の緊急事態宣言などによる自粛生活により、小児がん経験者に限らず、多くの人が運動不足を実感し、万人に運動の大切さとその必要性が高まった結果となりました。
若年フレイルを予防し生活習慣病に備えるには「運動」と「社会参加」が大切です。
今回のシンポジウムでは改めてその重要性と、各々が予防できる方法やポイント、アドバイスなどをそれぞれの分野の先生よりご教示いただきました。また、コロナの実態と、小児がん経験者が感染から身を守るために知っておくべき事柄を学びました。その内容を少しだけ抜粋してご紹介いたします。