小児がん医療学習in東京は終了しました。青森、名古屋からの参加者を含め計84名の方が受講されました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

参加された方々の感想
小児がん医療学習
エスビューローの医療学習事業です

小児がん医療学習集中講座 in 東京2007

img はじめてこの小児がん医療学習を受講される患者家族の方は、該当する疾患のコースを1日目の最初から受講されることをお勧めします。例えば小児脳腫瘍コースに該当される方でしたら、「脳腫瘍の種類と治療の概略」で病気の基本的知識と大まかな治療の内容をつかんでいただき、次に「外科手術」、「放射線療法」、そして「化学療法」の講座の全部またはいくつかを受講され、それぞれの治療をもう少し詳しく学ぶのが良いでしょう。2日目はテーマ別講座になっていますので学校への復学に関心がある方は、復学支援講座1、2、3を受講されてはどうでしょうか。また、疼痛ケアや晩期障害に関心のある方のための講座も用意しましたのでそちらを選択いただくこともできます。同時に並行して開催される講座の両方を希望される方は、DVD講座をご利用下さい。

この医療学習はレジデントや看護師、ソーシャルワーカーなど医療機関に勤務されている方も受講できます。自らの仕事とかかわりが深いと思われるテーマの講座を自由に選択していただきお申し込み下さい。

今回のこの医療学習集中講座には2日目に復学支援講座1、2、3が組み込まれています。例えば小学校の教員をされている方で、担任のクラスに白血病の治療中の子どもさんがおられる場合などは、1日目の「白血病の種類と治療の基本」、そして2日目の復学支援講座1、2、3を受講されることをお勧めします。対象とする子どもさんの状況にあわせて、講座を選択してください。この復学支援講座は大阪ではとても好評でした。

日程2007年1月6日、7日 (土)
場所聖路加国際病院 1号館 5F 研修室A
主催特定非営利活動法人 エスビューロー
後援聖路加国際病院小児科/日本小児脳腫瘍コンソーシアム/日本大学医学部外科学講座小児外科部門/財団法人 がんの子供を守る会/特定非営利活動法人血液情報広場 つばさ/大阪市立総合医療センター小児血液腫瘍科

小児がん医療学習集中講座 【2007年1月6日】

12:00〜12:30 開 講 式
12:30〜13:45 脳腫瘍の種類と治療の概略 脳腫瘍コース
原 純一先生 (大阪市立総合医療センター 小児血液腫瘍科部長)
白血病コース
白血病の種類と治療の基本
真部 淳先生
(聖路加国際病院 小児科)
★この講座は2単位です
固形腫瘍の種類と治療の概略 固形腫瘍コース
岡田恵子先生 (大阪市立総合医療センター 小児血液腫瘍科)
13:55〜15:10 脳腫瘍と外科手術 脳腫瘍コース
伊藤昌憲先生 (順天堂大学浦安病院 脳神経外科教授)
固形腫瘍と外科手術 固形腫瘍コース
草深竹志先生 (日本大学医学部附属板橋病院 小児外科教授)
15:20〜16:35 放射線療法 脳腫瘍コース 固形腫瘍コース
正木英一先生(国立成育医療センター 放射線診療部部長)
造血幹細胞移植 白血病コース
小川千登世先生(聖路加国際病院 小児科)
16:45〜18:00 抗がん剤と化学療法 脳腫瘍コース 固形腫瘍コース 白血病コース
岸 慎治先生(福井大学医学部附属病院 第一内科)
18:10〜 懇 親 会

小児がん医療学習集中講座 【2007年1月7日】

10:25〜11:40 治療の合併症と疼痛ケア
小澤美和先生(聖路加国際病院 小児科)
学校で知っておいて欲しい小児がんの基礎知識 復学支援講座1
岡田恵子先生(大阪市立総合医療センター 小児血液腫瘍科)
12:30〜13:45 晩期障害とQOL
前田美穂先生(日本医科大学附属病院 小児科教授)
復学の現状と問題点 復学支援講座2
平賀健太郎先生(大阪教育大学 障害教育(病弱教育)講座講師)
13:55〜15:10 学校生活支援の基本と総合的な支援システムの構築 復学支援講座3
谷川弘治先生(西南女学院大学 保健福祉学部教授)
15:20〜16:35 臨床試験と標準治療
高上洋一先生(国立がんセンター中央病院 薬物療法部長)
16:45〜18:00 小児がんのトータルケア
細谷亮太先生(聖路加国際病院 小児科部長、副院長)
18:10〜 修 了 式