小児脳腫瘍治療のなぜ?
2004年2月に小児脳腫瘍フォーラムを開催してから、はや3年が経ちました。その間に近畿小児がん研究会脳腫瘍治療研究グループは日本小児脳腫瘍コンソーシアムに名称変更して体制を整え、昨年NPO法人となりました。参加を希望する施設も年々増えてきています。小児脳腫瘍の治療についてもいくつか新しいことが分かってきました。数々のケースから研究成果を積み重ねることができ治療成績も上がってきています。
発達途上の小児の場合、生存率ばかりを追い求めるのではなく、QOLに配慮した治療が大切です。そしてそのためにも脳神経外科、放射線科、小児科そして病理部門と連携した集学的治療が欠かせません。
本フォーラムでは今まであまり語られてこなかった、小児脳腫瘍の治療のツボともいうべき大切なポイントを、患児家族の方々にも分かりやすく解説いたします。治療を終えられた方々にもきっと参考になるでしょう。最後にはパネルディスカッションの時間も用意しております。
脳腫瘍で用いられる抗がん剤の基礎知識(30分)
兵庫県立こども病院血液腫瘍科 小阪嘉之
各疾患の標準治療と臨床試験(40分)
大阪市立総合医療センター 小児血液腫瘍科 原純一
分子標的薬について(30分)
大阪市立総合医療センター 小児血液腫瘍科 岡田恵子
脳腫瘍の手術はなぜ難しい?(30分)
兵庫県立こども病院脳神経外科 長嶋 達也
脳腫瘍の病理診断はなぜ難しい?(30分)
大阪市立総合医療センター 病理部 井上健
司会
NPO法人エスビューロー 代表 安道 照子
NPO法人日本小児脳腫瘍コンソーシアム 代表 原 純一
日程 | 平成19年6月17日(日) 13:30〜17:00(13:00開場) |
場所 | 大阪市立総合医療センター さくらホール |
主催 | 日本小児脳腫瘍コンソーシアム |
後援 | 財団法人 がんの子供を守る会 NPO法人エスビューロー 独立行政法人 福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」 |