4つの角度から自分を知る

2010年2月17日 長澤正敏(NPO法人エスビューロー事務局長)

 今回は4つの角度から自分を知る方法について書きます。これは中学生にも分かるインテグラル理論の入門編です。

 まず、自分を外から眺めてみましょう。どんな表情をしていますか?体は大きい方ですか小さい方ですか?やせていますか?それとも太っていますか?今日はどんな服を着ていますか?何が似合いますか?いま何をしていますか?勉強ですか、それとも食事でしょうか?

 このように外から見た自分とは、他人にも分かる自分です。これを自分の「外面」といいます。

 次に、自分を内から眺めてみましょう。どんな気分ですか?さわやかで気持ちがいいでしょうか?それとも明日のことを考えると不安や心配がありますか?いま自分の心は調子がいいでしょうか?心の状態はどうですか?固まっていますか?温かく開いていますか?

 このような自分の心の内側は他人からはよく見えない自分です。これを自分の「内面」といいます。

 それでは、また自分の外側に目をやってください。先ほどは自分だけの外側をみましたが、こんどは自分とつながっている外側の世界を見てみましょう。どこに住んでいますか?地球という星の日本という国のどこでしょうか?どんな環境でしょう。海の見えるマンションですか?そのマンションの自分の部屋にあなたはいるのでしょうか?水道や電気が利用できるでしょう。パソコンを見ることもできますね。上下水道や、通信回線で外とつながって生活が支えられています。学校に行っているでしょう?病気になると保険でみてもらえますね。学校制度や医療制度に支えられて生きています。

 このように自分を取り巻く環境や自分を支えてくれている社会の仕組みを、自分とつながっている「外側の世界」といいましょう。

 さいごに、自分にとって「僕たち」「私たち」といえる人との関係を思い浮かべましょう。まず家族がいるでしょう。今日ぼくたち家族は万博公園に行った、というように言うでしょう。共通の思い出がありますよね。他には誰でしょうか?友達やクラスメイトがいるでしょう?部活の仲間も「私たちは次の大会で優勝するのが目標だ」と言ったりしますね。サッカーのアジア大会では、日本を応援しませんでしたか?直接会ったことなくても、私たちのチームが優勝した!と喜んだ人も多いはずです。共通の希望や夢があります。このように私たちにもさまざまなグループがありますが、自分にとって大切な私たち、自分を理解してくれ、自分も相手をよく理解できる空間があるはずです。きょうだいや親友もそうかもしれません。共感のスペースです。これを自分たちの「内側の空間」と呼びましょう。

 どうでしょうか?何となく理解できたら、4つの角度からみた自分を書き出してみましょう。自分の「内面」なんか気にしたことがないという人はいませんでしたか?「外側の世界」が自分とつながっているなんて考えたことない、という人もいるでしょう。僕たち私たちの「内側の空間」はイメージできるでしょうか?

 どの角度からも自分を眺めるトレーニングをしてください。自分と世界を眺める視点が多いほど人は成長します。バランスの取れた見方ができるようになりましょう。

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