矛盾

 小児がん経験者で「ネットでeクラス」参加者の一人、竹田雄亮くんのホームルームレポートです!

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 2月19日のホームルームはいつもと比べると少人数でしたがにぎやかな授業になりました。

 世間ではインフルエンザが流行っている中、安道さんがほの香ちゃんに「体調は大丈夫?」と質問したらハキハキと「ぜんぜん大丈夫!」と答えが返ってきたので力強くてたくましいなと感じました。昴佑くんはこの2週間のあいだに弟の誕生日があったそうで、家でパーティーをしたと話してくれました。兄弟がいて楽しそうだなと思いました。僕は最近、時間が経つのが早く感じるようになったことを話しました。そうしたら長澤さんと安道さんが「そやろ!」と強く共感していました。他のメンバーも同感だったのか苦笑いをしていましたが、僕も働きだしたらもっと時間が早く経つように感じるんだろうなと思いました。この日は去年のエスビューローの全国大会で、カレーを作るプログラムの司会をしていたボランティアの林さんが参加してくれました。林さんは最近1人暮らしを始めたそうで、1人になってから独り言が多くなったと話してくれました。安道さんは何も話さないと顔の筋肉がゆるんでくるから「トレーニングになっていいやん!」と言っていました。僕は“どんなトレーニングやねん”と心の中でツッコミました。

 今回の宿題はエスビューローからのお題で「トンボの羽はなぜ透きとおっているか?」をやりました。ホームルームの前日に昴佑くんがテレビでたまたまトンボに関する情報を手に入れたそうで、さっそく答え合わせをしましたが、長澤さんがあることに気付きました。それはエスビューローが用意した答えと、テレビで知った昴佑くんの答えが矛盾していたからです。

 エスビューローの回答ではトンボの羽は強くて頑丈になっていて、テレビの回答では羽は弱くてもろいとなっていました。こんなに違うと他のメンバーも「どっちが正しいの?」と言っていましたが、エスビューローが用意した資料の方がちょっと古いものなのでテレビの方が有力だろうという結論になりました。ただ100%言い切る自信がないので白黒つけたい方はご自分で調べてみて下さい、あしからず…。

 話が少し脱線しましたが簡単にまとめると、トンボの羽はスジみたいな細かい骨組み(しみゃくと言います)に透明な膜がくっついた構造になっているので透きとおった羽に見えるというわけです。

 さて、後半は国語力を鍛えるために決められた単語を使った作文ゲームをやりました。例えば公園では~、動物園では~など小学生レベルの問題なので頭の柔軟さと、ひらめき力があればスラスラ解ける問題ですが、僕よりも年上の人たちが頭をいためている様子でした。おそらくウケを狙って難しく考えたのかも知れませんが、最年少のほの香ちゃんがさすがと言っていいほどキレイな答えが返ってきたのでスゴイと思いました。

 英語の授業はいつもよりレベルが高くて分からないところが多かったですが、reduceとincreaseは減少すると増加するでしっかりと覚えました。

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 次回のホームルームは3月4日で宿題はまたまたエスビューローからのお題で「決められた単語を使った作文ゲーム」です。この宿題は年齢が高ければ高いほど難しいかもしれませんねぇ。

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